⭐︎甘くない彼らの日常は5〜6 野切耀子⭐︎
問題児イケメン3人と心は真っ直ぐ貧乏女子の
素敵なお話し。
イケメン3人の甘くない設定が
財閥の息子、医者の息子、組の息子となっている。私の人生でどなたとも関わって来なかったなぁ… と回想し、ふと思い出した事が。
私が中2の時、引っ越しの為転校しました。担任の先生が近所に住むというクラスメイトに私に通学路などを教えてあげてと言ってMちゃんと一緒に登校する事に。
案内役を頼まれたMちゃんは私より背が高く活発な雰囲気でとても親切、私は新しい友達ができる!と嬉しく思っていました。
しかし、1週間くらい経った頃でしょうか
一緒に下校し私の家の前で別れ際『あんまり私と一緒にいない方がいいよ。』と言うのです。
私は ??? ただ ん? と思うだけで
その後何と声をかけたのか「え?なんで?」的な事を言った気はするが確信はなく…。
以降、彼女と登下校する事はなくなり、同じクラスに居てもたまに話す程度となりました。
特に虐められていた感じはなかったけれど
私はその辺の感覚が非常に鈍いので謎でした。
後に、彼女の親か近い親戚かが組の方であると聞きました。それが理由かはわからないけど
ちょっと周りが気を遣ってる感があるとも。
それが何か??
Mちゃんは転校して緊張している私に優しくて
安心感とこれからの期待感を持たせてくれた。
彼女は、自分から私を遠ざける事で私に新たな友達を作るよう仕向けたのだろうか。
陰でヒソヒソと言われたり、つまらない事に巻き込まれないよう気遣ってくれたのだろうか。
誰を責めるでもない。
自分が残念で仕方ない。
私はただ優しくされて守られただけだった。
一緒にいてくれて嬉しかったのにちゃんと伝えられなかった。
あの時、何と答えればよかった?
その後どう接すればよかった?
アラフィフとなった今でも悔やまれる。